2017年3月11日に、米SECはウィンクルボス兄弟のビットコインETF(上場投資信託)を否認したというニュースが報じられ、ビットコイン相場は2割も下落しました。
その後、近い将来ビットコインETFが承認されるのではないかという情報があり、コイン相場は上昇に転じています。
ビットコインETFが否決となった理由について、米SECによると時期尚早であると説明しています。時期尚早の理由として、市場操作や風説流布を防止する環境が整っていないこと、投資家保護の仕組みが整っていないことを挙げました。
2015年以降、ビットコインは開発者グループとマイナーグループの意見の相違からブロックサイズ問題を解決することができておらず、利用者の大半が中国人であることが影響していると考えられます。否決理由が「時期尚早」であることから、幾つかの問題をクリアすればビットコインETFが承認される可能性があります。
ビットコインETFが承認される切り札(カード)があるとすれば、2015年から開発者とマイナーが対立し続けているブロックサイズ問題が解決されることです。
もしも開発者グループと主要取引所が支持する仕様変更が実施されてSegwit問題を解決することができれば、ビットコインETFが承認される可能性があります。
開発者グループによると、Segwit問題を解決するための仕様変更は2017年夏頃と発表しています。
ETF承認されるネット記事などの信頼性は?
ビットコインETFの承認については2年ほど前からインターネット上の記事やブログなどで取り上げられています。
ビットコインETFが承認されるという期待感から、何度かビットコイン価格が上昇する場面がありました。
ビットコインETFが本当に承認されたら、現在よりも遥かに多くの人が間接的にビットコインをトレードすることになり、多額の資金が流入して価格が高騰することが考えられます。
ビットコイン投資を行う場合には、ETF承認に関して信頼性の高いニュースに注目して取引を行えば、大きな利益が得られる可能性があります。
ビットコインETF承認の切り札は、ビットコインが抱えるSegwit問題が解決されることです。
もしも2017年夏に開発者グループが仕様変更を断行してブロックサイズ問題が解決され、同時に中国人マイナーがBitcoin coreとは別にBitcoin Unlimitedの方に流れたら、米SECがビットコインETFを承認する可能性があります。
ビットコインETFに関するネット記事の信憑性を調べる方法として、Segwit問題の解決に関する見解が含まれるかどうかを見極めることです。
もしもブロックサイズ問題が解決されて、送信の際の遅延問題が解消すればビットコインのシステムが信頼を得ることができ、ETFが承認される可能性が高くなります。