ビットコインはインターネット上で送受信されるデータで現金や証書が存在しません。
そのため、コインを入手するためにはインターネット上の仮想通貨取引所と呼ばれるサービスを利用する必要があります。
ビットコインを売却して換金したい場合にも、取引所の売買サービスを利用します。
仮想通貨取引所は特定の場所に店舗が存在している訳ではないので、インターネットに接続されたPCやスマートフォンなどでアクセスして売買サービスを利用する必要があります。
仮想通貨取引所を利用する場合には、最初に口座登録を行う必要があります。
口座登録も、インターネットで取引所の公式サイトにアクセスして手続きを行います。
新規登録用のフォームに進んで必要事項を入力して、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を撮影した写真をアップロードして提出すれば登録手続きが完了です。
数日後に郵送または宅配便で登録した住所に書類が届いたら、開設された自分名義の口座に日本円を入金してビットコインを購入することができるようになります。
ちなみに仮想通貨取引所の登録や口座維持手数料は無料です。
仮想通貨取引所の入出金方法や売買はネット証券口座やFX口座とよく似ているので、ネット取引で投資の経験がある方であれば簡単に利用することができます。
仮想通貨は購入する取引所によって価格が違う?
ネット証券会社では会社ごとに売買手数料が違いますが、仮想通貨取引所も売買取引の際の手数料の割合や金額に違いがあります。
仮想通貨取引所は売買取引の方法が2種類あります。
ビットコインであれば、売り板・買い板を見ながら注文を出して、他のユーザーと直接売買取引を行う取引所方式で購入することができます。
これに対して業者が定めるレートで“両替”を行う形で売買をする販売所と呼ばれる方法があります。
一般的に取引所方式の方が手数料が低く設定されています。取引所方式であれば、手数料は取引金額に対して0%~数%に設定されています。
販売所方式であれば、スプレッドが数%~1割に設定されているケースが多いです。
いずれの方式でも会社ごとに手数料の割合が違うので、少しでもお得にビットコインを購入したい人は売買手数料が低い会社を選ぶようにしましょう。
ちなみに取引所ごとに仮想通貨または日本円の出金手数料に違いがあり、無料~千円程度に設定されています。売買手数料が高めに設定されている口座でも出金手数料が無料に設定されていることがあるので、自分の投資スタイルやビットコインの使い道に合わせて取引所を選ぶようにしましょう。